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いくつになってもテレビっ子

いくつになってもテレビっ子

ブレイブ・ストーリー

書籍名:ブレイブ・ストーリー(普及版 上・下)
著者名:宮部みゆき
出版社:角川書店

感想:
ドリーム・バスターを実は読んでいないので、宮部みゆきさんがどんな類のファンタジーを書くんだかと思ってましたが、RPGだったですね(笑)。
全くゲームをやらない身としては、第二部の展開は少々きつかった。
なおかつ、第一部の離婚劇もなかなか読むにはつらかったかな。
最近の児童文学には両親の離婚や個人の虚無感をあつかったものも増えてきましたが、昔はなかったものなあ。
第一部で、亘が明に論破されるところ、身につまされたわ。
亘の気になって何とか明に言い返してやろうとするんだけどできない感じで。ま、そこまで感情移入しているんだから成功かな。
第二部になってからは旅のパーティーがそろうあたりでなんとなく「少年ドラマシリーズ」な映像が頭の中に。
あ、ちなみに美鶴くんのイメージは、かなり最初から「戒道くん(ガオガイガーの)」です。
黒主体だし、愛想なしだし、美少年だし。
ミーナは、「ク・メル」なんだけどな。人類補完機構シリーズの。
児童ファンタジーとも、本格ファンタジーとも言い難いが、社会派ファンタジーかな。ファンタジー風の成長物語だね。
ゲームにある程度造詣のある人なら第二部は楽です。はい。


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